
帯状疱疹後神経痛
帯状疱疹後神経痛
帯状疱疹後神経痛は、当院が最も力を入れている疾患の一つです。痛みでお悩みの方へ、専門的な治療をご提供いたします。
帯状疱疹後神経痛は、帯状疱疹にかかったあとに残る神経痛の総称です。
多くの場合、時間が経つにつれて痛みは軽減していきますが、一部の方は強い痛みを一生抱え込むケースもあります。
「服が触れるだけでピリッと痛む」「寝ていてもチクチク痛む」など、普段の生活や睡眠にも大きく影響してしまうのが特徴です。
早期の痛みへの介入が、帯状疱疹後神経痛の発症率を下げることが知られています。
そのため、帯状疱疹に罹患してから素早く痛みの治療を行うことがとても重要です。
そうすることで、将来的に痛みが続く可能性を軽減でき、日常生活への影響を最小限に抑えることが期待されます。
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)が原因で起こります。
このウイルスはもともと水ぼうそうにかかった際に体内へ入り込み、その後、神経節(神経の集まる部分)で潜伏状態になるのが特徴です。
加齢やストレス、免疫力の低下などによってウイルスが再活性化すると、帯状疱疹として発症します。
帯状疱疹は基本的に単一の神経に沿って症状が出るため、体の片側に強い痛みと水疱(みずぶくれ)を伴う発疹が現れます。
複数の神経にまたがって同時に症状が出ることは非常に稀です。ただし、まれに免疫状態などによって複数の場所に症状が出る場合もあります。
近年では、帯状疱疹ワクチン(水痘・帯状疱疹ワクチン)を接種することで、帯状疱疹そのものや症状の重症化を予防することができます。
特に50歳以上の方や免疫力が低下しやすい方は、ワクチンを検討することでリスクを大幅に下げられる可能性があります。
当院は皮膚科の診療も行っております。
そのため、帯状疱疹の診断から帯状疱疹後神経痛の治療まで、一貫してスムーズに対応可能です。
はじめに症状が出た段階で早期に治療を始めることが、長引く痛みを防ぐ重要なポイントとなります。
痛みを抑える薬物治療はもちろん、痛みが強い方には積極的にブロック注射を行っています。
患者さまの症状や日常生活への影響を総合的に考慮し、最適な治療法を提案いたします。
当院では、ブロック注射で高い効果が期待できるパルス高周波機器を導入しています。
TOP社の最新機種「TLG-20」を使用し、より専門的な治療を実現。相模原市のクリニックでこの機器を所持しているのは当院のみです。
パルス高周波を用いたブロック注射は、従来の治療では改善が得られにくかった慢性的な神経痛にも効果的とされています。
帯状疱疹後神経痛は、日常生活に大きな支障をきたすことがあります。
「痛みで食欲も出ない」「夜も痛みで眠れない」など、お困りの症状がありましたら、ぜひ当院へご相談ください。
早期の適切な治療で、痛みを軽減し、日常生活へスムーズに復帰できる可能性が高まります。
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